防災まちづくり支援

防災まちづくり支援

地域住民により構成される自主防災組織や、企業、学校等における防災教育により、日頃からの防災意識の醸成が重要です。そして地域において公的機関、専門機関、企業、市民らが連携して、地域一体となった防災まちづくりが求められます。

防災まちづくりの推進

 

 東日本大震災の被災者の貴重な声や知見を基に、地域における「防災ケースマネジメント」をテーマに自助・共助・公助の重要性を一層伝える「防災まちづくり」プロジェクトを立ち上げました。

 

災害に強いまちであるためには、定期的な防災訓練や自主防災組織の研修を通じて、”地域連携と関係者とのネットワークの把握”や、”避難所生活を支援するための運営体制の理解と体験”を地域全体で進めることが必要です。

 

 

今年度は埼玉県春日部市豊野地区と連携し、全3回にわたる訓練において全世代が参加しやすく楽しみながら学べる訓練プログラムを提供します。
同時に地域特性や住民の意見をアンケートやヒアリングで収集し、訓練の改善に役立てます。
さらに訓練で得たフィードバックをもとに、自治体や行政関係者を招いて報告・意見交換会を2回開催する予定です。

 

 

令和5年度スケジュール 

 

【地域防災訓練 第1弾】
 ・開催日時:2023年9月16日(土)
 ・開催場所:春日部市立藤塚小学校 校庭及び講堂
 ・内  容:語り部講演、東日本大震災・災害時における個人情報保護についての展示など
        ※詳細は下記に記載

 

【地域防災訓練 第2弾】
 ・内  容:参加住民や自主防災組織役員へ地域連携のネットワークを紹介することを目的とします。
 ・開催日時:2023年11月18日(土)
 ・開催場所:春日部市立藤塚小学校 校庭及び講堂
 ・内  容:災害時協力体制・役割分担の紹介、防災講演、防災スタンプラリー

 

【第1回 報告会・意見交換会】
 ・開催日時: 2023年11月下旬(予定)
 ・開催場所: 東京都新宿区 会議室
 ・内  容:防災訓練を経て 自宅から避難所までの行動と課題
       これからのまちづくりと地域防災における高齢者の活躍

 

【地域防災訓練(避難所開設) 第3弾】
 ・内  容:避難所生活を支援するための運営体制の理解と体験を、参加住民や自主防災組織役員、専門分野等で共有します。
 ・開催日時:2023年12月9日(土)
 ・開催場所:春日部市立藤塚小学校 校庭及び講堂
 ・内  容:防災コーディネーターによる避難所開設導入講演、危険予知トレーニング、自主防災組織内担当と連携先との避難所開設シミュレーション

 

【第2回 報告会・意見交換会】
 ・開催日時: 2024年1月下旬(予定)
 ・開催場所: 東京都新宿区 会議室
 ・内  容:避難所運営訓練を経て 避難所運営における課題
       平時から備える災害ケースマネジメントの体制と災害時の役割

 

 

本プロジェクトにご賛同頂ける皆様のご参加をお待ちしております。

 

 

『防災からはじめるまちづくりProject』

  • 自主防災組織支援

    多くの自主防災組織が、
      ①役員の高齢化
      ②若い担い手不足
      ③リーダーの知識・経験不足
      ④住民の防災意識不足
      ⑥活動のマンネリ化
      ⑦活動費や資機材の不足
    などの課題を抱えています。当団体は自主防災組織に対して大震災の教訓を伝えるとともに、防災活動への運営協力をおこないます。

  • 防災訓練・避難所開設訓練
    運営協力

    地域一体となった防災まちづくりには、顔の見える関係性づくりが欠かせません。そこで全世代が参加しやすく、一人ひとりが自らの役割や関係者とのネットワークを理解できるような訓練を計画します。

  • 企業・自治体との情報交換

    企業・自治体と市民との橋渡し役として、防災訓練でのアンケートやフィードバック、また長年にわたる県外避難者支援事業で得た知見をまとめ、自治体や企業と情報共有をおこないます。

 

【第1弾】豊野地区中部防災会防災訓練 実施報告

 

 日  時:2023年9月16日(土) 9時30分~12時00分
 場  所:春日部市立藤塚小学校 校庭及び講堂(〒344-0011  埼玉県春日部市藤塚82番地2)
 参   加   者:豊野地区災害対策協議会 中部地区自治会員 173名
 主  催:豊野地区災害対策協議会 中部防災会 
      本田上自主防災会/本田中自治会自主防災会/本田下自治会自主防災会/藤塚新田地区自主防災会/六軒地区自主防災会/藤ケ丘文化村自主防災会
 実施協力:春日部市・春日部市消防署・春日部市立藤塚小学校・春日部市立豊野中学校ボランティア部・東日本電信電話株式会社
 運営協力:特定非営利活動法人 医療ネットワーク支援センター
 取  材:株式会社ジェイコム埼玉・東日本 越谷・春日部局
 実施内容:シェイクアウト訓練(防災に関するアンケートを含む)、防災講演、地震動体験、初期消火訓練、AED取扱体験、東日本大震災を振り返る展示、
      防災バッグ作り、防災グッズ作り など


       豊野地区中部防災訓練実施報告書はこちら

  • 語り部 防災講演

    「東日本大震災から学ぶ」をテーマに、発災時の経験やそこから得た教訓についてお伝えしました。

  • 東日本大震災を振り返る展示

    県外避難者の声や、震災時の個人情報に関する事例を展示パネルにまとめました。支援活動において個人情報保護がある意味「壁」となり、自治体や協力団体間で情報共有が滞る問題が浮上しました。

  • 防災バッグ作り

    参加者自らが防災バッグに必要と思うものを入れて実際の重さを体験する場を提供しました。

  • 防災に関するアンケート

    避難場所までの時間や日頃の情報収集手段などを聞き取り、地域の防災や情報共有について実態・課題を調査しました。

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